少女の器 (角川文庫)

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本棚登録 : 334
レビュー : 41
著者 :
sakiuraさん 小説   読み終わった 

少女は、いつかおとなへと変わってゆく少女である。子どもではすでになく、けれどおとなでもまだない。
おとなではないが、彼女は自らのたしかな思考と人格を持ち、だからこそ悩み、楽しみ、揺らぎ揺らぎおとなへと向かってゆくのである。
一方で、だからこそおとなたちは試されている。彼女と、真向いから向かい合えるかと。
彼女ひとりに限ったことでない、おそらくすべての子どもたち、少年少女たちに、おとなと呼ばれるものたちは、子どもであるから、未熟であるからと目を逸らすことなく、かれらの、鋭く強い眼差しを受け止め、返すことができるか、と。

レビュー投稿日
2012年6月23日
読了日
2012年6月23日
本棚登録日
2012年6月23日
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