"The Giving Tree"は、私が始めて読み終えた洋書でした。中学生のときに、英語の先生と一緒に読んでいた記憶があります。先日、本屋さんでこの本を見つけて、思わず購入してしまいました。
中学生のときは、先生が薦めて下さった絵本で比較的読みやすいなという認識しかなかったのですが、今、再度この本を読んでみると、人にとって「幸せ」って何だろう・・などと非常に考えさせられる本であることに気が付きました。先生がこの本を薦めて下さったことに感謝しています。
とある木(本文で"she"と表しているのは、母親を意図しているのでしょうか?)は、男の子が大好きで、男の子が欲しいというものはどうにかして与えようとします。彼女は男の子が成長して、大人になっても、老人になっても愛情は変わらず、タイトルに使用されている言葉の通り"give"を続けます。ここで気になるのが男の子の彼女に対する感情ですが、本文ではほとんど描かれていないのが、読者が更に考えるきっかけを作っていると思います。総語数620語と非常に短い絵本ですが、非常に素敵な一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2011年10月16日
- 読了日 : 2011年10月16日
- 本棚登録日 : 2011年10月16日
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