シェイクスピアを中心に上演する劇団カクシンハン主宰の木村龍之介さんが小難しいこと抜きにシェイクスピアの魅力を熱く語る一冊。
もうすぐ「天保十二年のシェイクスピア(井上ひさし×シェイクスピアの傑作祝祭劇)」の再演を見に行くそのおともに。
シェイクスピアの作品にちなんだ五幕仕立てで「ことば」「ストーリー」「PLAY」「演出」「タイムトラベル」の5つの側面から魅力を語り、最後に課外授業として松岡和子さんとの対談。松岡さんは完訳後も舞台の稽古に携わりながら、台詞の見直しを続けているという。目で読むばかりではなく声に出してみることが大事と声を揃えているので、やってみようと思った。
巻末付録のシェイクスピア主要キャラ図鑑とおすすめ作品チャートもおもしろかった。
来年(2025年6月)にはKAATでこの木村龍之介×宮川彬良(←このところ藤田俊太郎と組んで「天保十二年のシェイクスピア」に「リア王の悲劇」の音楽を手掛けてる)で「ナツユメ(夏の夜の夢)」の企画があると聞いてそちらもいまから楽しみにしている。
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- 感想投稿日 : 2024年12月20日
- 読了日 : 2025年1月3日
- 本棚登録日 : 2024年12月20日
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