ぼくのぱん わたしのぱん (かがくのとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店 (1981年2月2日発売)
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本棚登録 : 917
感想 : 75

4月12日はパンの日ということで、なつかしい大好きな作品をあらためて読み返す。
これはハードカバーだけれど、手元にあるのは、こどもだったころに月刊絵本「かがくのとも」で配本されたペーパーバック版(ちょうど購読していたわけだから運がよかった)、林明子さんの絵とのであいはこの作品だった。
三人きょうだいがなかよくパン作りをするお話で、材料や手順は絵を見ればよくわかるし、さりげなく時計が描き込まれていて時間経過もわかる。パン作りの進行にかかわりのないセリフはどこにもないけれど、おねえちゃんとおにいちゃんとちいさい弟それぞれの性格や関係も手に取るようにわかる。発酵を待つあいだのきょうだいげんかで負けたくやしさは生地のガス抜きで晴らし、思ったような形に仕上がらなくておどろいたりもするけど、自分でこねて焼いたパンはさぞおいしいんだろうなあ、ということがちゃんと伝わってくる絵本だと思う。

親になって、林明子さんの他の絵本にであったとき、背景にこの作品のきょうだいがさりげなく描き込まれていて、うれしいびっくりだったな。

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2024年5月、保育学生の娘が授業での読み聞かせにこの本を選んで再会していた。読むとパンを作りたくなるよね、といいながら、翌日クッキーを焼いていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童書
感想投稿日 : 2024年4月12日
読了日 : 2024年4月12日
本棚登録日 : 2024年4月12日

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