久坂部さんの著書はどれも引き込まれる
「Rest in peace」
「善良なサイコパス」と「邪悪な健常者」
ある日突然殺人容疑者の妹になった薫子の思いも常識的なものだが、真也の発言も当事者の気持ちに寄り添ったものだったりしてわからなくなる
「生きることを無意識にいいことだと思い込んでいる」
死の欲動が強い人として女の太宰治といわれた久坂葉子という作家をあげている
真也は最後に自殺について
「漫然と憐れむことの無神経さ、思慮のなさにおまえは気づかないのか、そういう悪気のないふつうの感覚が、浅はかな自殺の否定につながっているんだ。」と薫子に言っている
ほんとうの思いやりとは…
薫子の最後は…
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- 感想投稿日 : 2022年9月3日
- 読了日 : 2022年9月3日
- 本棚登録日 : 2022年8月28日
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