無花果の森 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2014年4月28日発売)
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本棚登録 : 364
感想 : 40

久しぶりの小池真理子さんの小説。すごく良かった。読者をハラハラさせて世界に引き込んでくれるのは、さすが元ミステリー作家。そこに、小池さんにしか書けない、暗く、深い、女の愛が出現する。出て来る人はみんな、色気とは程遠いような人なのに、全員がすごく色っぽい。子宮(無花果)にくるまれているような、深い気持ちになった。こういう小説が書ける人ってなかなかいないと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: なかなかしんみり
感想投稿日 : 2017年3月1日
読了日 : 2017年3月1日
本棚登録日 : 2017年2月24日

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