仮面婚約のたしなみ ウソと誓いの花嫁修業!? (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2015年7月1日発売)
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感想 : 5
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【ネタばれ感想注意】


シリーズ2冊目。
今回も面白かったです!

高級香水の模造品が国内に出回ってる事を知り、ルティア達は解決に乗り出します。
一方、革新的な政策を行う所為で敵が多い若き国王ヴァイスを引き続き護衛する為、ルティアは女装して婚約者のふりを続ける事になります。

ヴァイスから交換日記を求められ、ルティアはその真意が分からず戸惑いながらも自信満々に提出しますが、その内容は淑女としての1日のスケジュールを記した業務報告と同じ物でした。

…ヴァイス、ファイト(笑)!

2巻で初めて、ルティアが男装するきっかけになった2歳年下の病弱な弟が登場します。
天使の外見とは反対に腹黒の性格をしているようで、ルティアの知らぬところでヴァイスに牽制したりします。
ヴァイスの希望通り、ルティウスとして初めて伯爵家で対面するシーンは最早コメディでした(笑)。
その後、素顔のルティウスをヴァイスに見られますが、ルティアは髪色の違うカツラを被っていますし、何より化粧で印象がかなり変わると思うので似ていると思われても意外と同一人物とは気付かないのかもしれません。

ヴァイスが毒殺したと噂される親友の死の真相も明かされます。
ヴァイスが飲む筈だったワインを自ら飲み、身代わりとなって死んだのでした。
…まあ、これは予想通りでした。

ヴァイスに任命され騎士となったルティウスでしたが、その直後にルティアを正式な婚約者として発表すると目の前で重臣達に告げられ、青くなったところで次巻に続きます。
ルティアにのめり込んでいくヴァイスは見ていて楽しいですが、恋愛事に疎いルティアがいつ忠誠心ではなく恋心だと気付くのかも目が離せません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2015年7月5日
読了日 : 2015年7月5日
本棚登録日 : 2015年7月4日

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