- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784086016919
作品紹介・あらすじ
再び結婚を決めたエドガーとリディア。だがエドガーの記憶が戻りそうな様子をみて、リディアは気をもんでいた。ロンドンの街を守護しているロンドン橋で魔力の気配を感じ、ふたりは橋へ向かうが、そこに待ち構えていたのはテランだった…。一方、妖精国に上陸したフランシスの前に、リディアの子だと名乗る少年が現れる。少年は両親の危機を救うため、ある人の姿で二人のもとに向かうが。
感想・レビュー・書評
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ついに次巻完結!
その帯に一気にテンション上がりました。
ついにかー。
でもこの間1~28巻まで読み返したので、あんまり長かった気がしない。
いずれにせよ、谷さん本当に長い間お疲れ様でした。
こんなにも長い、でも素敵な話を読ませてくれてありがとう!(まだ終わってない)
いや、もうHappyendだって信じているし。
今回は何と言ってもアルヴィンでしょう。
まさかの登場の仕方にビックリです。
しかし和みまくりでした。
リディアは自分の運命を受け入れたが故、寂しさと切なさと、でも大きな愛で彼を包み接していますが、初めて彼女の受けるべき運命を知ったエドガーには相当な試練だったことでしょう。
彼が言うように、アルヴィンがああいう形で現れていなければ、エドガーの選んだ道は違ったと思う。
でももう出会ってしまった。
その事実に谷さんはやっぱり上手いなぁと思いました。
無邪気なアルヴィンとそれに振り回される人々はホントに和みました。
以前ティルが現れた時は、リディアの口説きのネタに使うくらい余裕綽々のエドガーでしたが、今回は父親としての責務を強く感じて胸に響きました。
今までがリディアの母親としての試練だとしたら、今はエドガーの父親としての自覚の話ですね。
どっちのお父さんエドガーも大好きです!!
レディ・アン号での二人の会話には、本当に胸を突かれました。
運命だけであれば、悪い方に流されていったかもしれないアルヴィンですが、リディアやエドガーが真摯に生き、懸命に紡いできたものが、アルヴィンを導いてくれると信じています。
それはリディアひとりでも、エドガーだけでも為しえない。
そして彼らが関わってきて、大切に思う人たちの存在なくしてもあり得ないものだったと。
その絆を作ったのも二人であり、周囲の人であり、アルヴィンはその中に祝福されて生まれてくるのだなぁと。。。
最終巻、楽しみです!
寂しいけれど、楽しみ。
それが終わったら、思いっきりエドガーらしい番外編の短編集とか出ないかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぬわわわー
アルヴィンー可愛らしすぎる
引き抜いちゃったか ほっとしたけどあっけない
ハッピーエンドにしてくれないかなあ
共白髪で子沢山
ダネルも役に立ってほしいなあ -
【伯爵と妖精31作目】
いよいよ次でラストかぁ。
ユリシスはどうなるのと思ってたらアルヴィンだったのか。
純真無垢なアルヴィンはどうなってしまうんだろう。 -
ロンドンにお住まいの方々に多大な迷惑をかけつつ次が最終巻だそうで。
伏線が複雑すぎて理解できてないまま終わろうとしてるw -
ユリシスの体を借りて、アルヴィンが現れた。
今までのことがあるから、仕えるべき相手であることを頭で理解しつつ複雑な感じのレイブンの態度がいい。だいぶ、人間らしくなってきたね(笑)
エドガーの記憶が戻って、けれど直前のプリンスに因んだ昏い感情はあっさり消えてしまってるのが、少しご都合主義的な感じはするのだけれど。
悪しきフェアリードクターの男にあっさり騙されたり、
テランのことばにぐらぐら揺らいでるアルヴィンを見ていると、
産まれたばかりの赤ん坊には善悪の区別はまったくなく、
その心持は親の育て方で決められてしまうんだなぁ、とつくづく感じた。
さて、次で最終巻。
大団円のエンディングを期待! -
まさか…こんな形でユリシスが再登場しようとは!!
谷さん、上手過ぎッ(>▽<)
ようやく記憶を取り戻したと思ったら、ユリシス=アルヴィン(我が子)の扱いに戸惑うエドガーと、過去の遺恨から胸中複雑なレイヴンの対応が面白いw -
シリーズ第31巻。エドガーの記憶が戻って安心。でもなんか発言が前よりおっさんっぽく感じた。アルヴィンが良いキャラだなー
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エドガーの記憶が戻り、伯爵家の人々も決戦に向けて動き出します。
そして、プリンスを倒すという使命を負って、ユリシスの身体を借り
この世に現れた、リディアのお腹にいるはずの子供、アルヴィンが登場。
この彼が、とってもいい味を出しています。
純真で誇り高くて、両親のことが大好きで。
本当にいい子。
エドガーの幼い頃ってこうだったんだろうなと彷彿とさせます。
彼はリディアとエドガーの愛を受けて、まっすぐ育ったら
大丈夫だなって思います。
ただ、無垢なだけに組織も彼を放っておきはしませんので
最終巻で大団円に期待してしまいます。
リディアはもうすっかりお母さんらしくなっていますが
エドガーはこれから時をかけて良い父親になっていくでしょう。
この人も子供に嫉妬なんかするんだ…
とおかしかったです(笑)
ヴィクトリア朝を舞台にしたこのシリーズ、どんなに切迫した
状況になっていても、どこかにのどかな童話めいた空気が
あるのが好きでした。
あと一冊も早く読みたいものです。 -
フィナーレが近づいてるんだなという展開で、なんだか落ち着いて読めなかったなあ