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切り裂きジャックの告白
- 中山七里
- 角川書店 / 2013年4月27日発売
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まだ2~3冊しか読んでないけど
中山七里さんはカラッとした感じだなぁ。
テーマも重いし、書いている内容も
グロテスクな部分はあるけど
陰湿ではない感じ・・・な気がする。
読むやすいミステリーだ。
読んでいてしんどくないのは
犬養刑事と古手川刑事がひたすらに
犯人を追い求めて走り抜いてたからなぁ。
犯人の動機がなんだかなぁって感じで
ちょっと拍子抜けだけど、
まぁそんなものなのかもしれない。
2024年4月25日
全然関係ないんだけど、
読んでいる間『百年法』という小説を
思い出してた。
考えさせられる法律の話し繋がりかな。
応報監察官って呼びにくいな、
応報とは?と思ったけど
因果応報の応報なのね。
応報とは、むくい。
ボーダーとジャッジメントで
やっぱり泣いてしまった。
というか、最後の章が本のタイトル
そのままの『ジャッジメント』だと
読み終わってから気づいた。
審判をくだすこと。
復讐はいけないことだろうか?
なぜ?
憎しみの連鎖は憎しみしか生まない。
では、殺された人は仕方なかったねと
諦めなければいけないのか。
憎しみを生み出したのは誰なのだ。
でも同じように苦しみを与えたとして
それは救いになるのだろうか。
色のない話だった。
わたしの中では、白に近い灰色。
根底にぎゃくたいの話が多くあることに
痛みを覚えた。
2024年4月24日
贖罪とは・・・
第三章の「贖いの資格」が
興味深かった。
償いは言葉ではなく行動。
最近見たドラマの影響も相まって
心にきた。
罪を償うのは、義務じゃなくて
権利なのかもしれない。
罪は許されるはずがない。
難しい言葉や漢字が多くて、
自分の不勉強を反省だなぁ。
本意を読み取るという意味で
ちゃんと言葉を知らなきゃいけないなとも
久々に思った。
改めて調べてみたけど、
御子柴の罪は人を殺したことで
それは本当の意味で償うことはできなくて
だから、贖(あなが)いなんだな。
罪を償う、あるいはそれに相当することを
行動する。
償うとは相手の損失を補う、埋め合わせをすることだから。
人の命の埋め合わせは出来ない。
2024年4月23日
現代の話。
正義とか正しいこととか。
うーん、なんだろうなぁ。
ネットが普及して、SNSが普及して
自分の生活にもなくてはならないけど。
最近ちょうど感じていたのは
消費されるスピードの速さだな。
SNSであっという間に拡散されて
トレンドになって炎上して、
でも早ければ次の日には
また違うことがトレンドになってる。
あっさり忘れられてしまうのに、
でも消えない。一生残る。
ぼんやりそんなことを
読みながら考えてた。
どれだけ話題になっても、
どれだけ拡散されても炎上しても
人に「ほんとのこと」が届くかは
別のことで。
だから、伝えたいことが
届くといいなと思う。
2024年4月22日
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ドクター・デスの遺産
- 中山七里
- KADOKAWA / 2017年5月31日発売
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前に映画を見ているのだけど
こんなお話だったかなぁ?
映画は、わたしは好きになれなくて
でも原作は良かった。
「安楽死」じゃなくて、「死ぬ権利」かな。
生きる権利があるように
死ぬ権利もあるのかもしれない。
いや、あるのだけど、うん。
読んでいる途中で、シリーズの
途中の作品だと知ってショックを受けつつ。
ちゃんと調べたはずなのに
何を勘違いしたのか…
2024年4月22日
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2020年の恋人たち (単行本)
- 島本理生
- 中央公論新社 / 2020年11月20日発売
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なんか島本さんの作品の中では
しっくりこない感じだった。
たくさんの男性が過ぎ去っていったからなのかな。
誰にも共感できなかったからなのかな。
嫌なものを嫌って言うのって
難しいよね。なんでなんだろう。
2024年4月15日
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星のように離れて雨のように散った
- 島本理生
- 文藝春秋 / 2021年7月28日発売
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ずっと変わらず、わたしは
この人の本が好きだなと思った。
別に読んでも、全然たのしくもならないし
エンタメという意味で面白いわけでもなく。
でも、わたしには島本理生さんの
紡ぐ言葉や物語が響く。
割と打ちのめされることが多くて
読み始めるのはパワーが必要で。
でも、読み始めると苦しくても
読むことを止めることはできない。
本編とは関係ないかもしれないけど、
あとがきの詩が印象に残った。
それから、島本理生さんの本は
いつも"夏"な気がする。
2024年4月7日
思ってた感じと違ったなぁというのが、
正直な感想。
2024年4月6日
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剣持麗子のワンナイト推理
- 新川帆立
- 宝島社 / 2022年4月8日発売
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ありがちなミステリー感が漂ってきたけど、
でも嫌いじゃない。好きだ。
どうやら、まだまだお話は続きそう。
2024年3月24日
シンプルに面白かった。好きだ。
2024年3月23日
なんだかんだわたしは、強く逞しい女が好きだ。
この主人公のような。
2023年11月11日
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教室が、ひとりになるまで (角川文庫)
- 浅倉秋成
- KADOKAWA / 2021年1月22日発売
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思春期の特有の、その頃のアレだよって
言われればなんかそれまでだけど。
でもほんと思春期ってどうしてあんなに
苦しいんだろうね?
楽しそうに見えてた子たちも
苦しかったのかな?
わたしとしては、割と好きなミステリだった。
「この世界、近くに人がいるのは
叫び出したくなるくらい煩わしくて、でも
一人でいるのは耐えられないくらいさみしい」
2023年11月4日
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大事なことほど小声でささやく (幻冬舎文庫)
- 森沢明夫
- 幻冬舎 / 2015年8月5日発売
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ゴンママに会いに
「スナックひばり」に行ってみたい。
2022年9月19日
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罪の余白 (角川文庫)
- 芦沢央
- KADOKAWA / 2015年4月25日発売
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ふむ。
自分の感情を言葉にできないけど。
なんだろうねぇ。
なんか上滑りしていく感じというか。
ヒリヒリするような何かはあるのに
何一つピンとこないというか。
ボヤっとした話だった。
罪の余白、それは誰の罪のことだろう。
2022年6月26日
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血の記憶 (文芸社文庫)
- 麻野涼
- 文芸社 / 2021年3月28日発売
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面白かった。
展開が気になって、ぐんぐん読み進めていけた。
正直、自分にとってはあまり関係のない社会の問題で。
外国人労働者の問題とか、やはり自分からは遠い問題で。
でもこの話を読んだことによって、ニュースで見かけたら前よりは少し気にして見てしまうのかもしれない。
そんな風に何も知らないわたしにも問題提起してくれたのかもしれない。
2022年3月2日
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リケジョ! (角川文庫)
- 伊与原新
- KADOKAWA / 2014年2月25日発売
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思いがけない出会いってある。
わたしはこの本と、紙の本ならば
出会えてなかったかもしれない。
電子書籍だから手軽に読んでみようと思ったのかも。
とてもステキな出会いになった。
カガクはとても近くて優しいものだった。
途中までは正直、よくある変わり種ミステリーかなって思わないでもなかったけど。
でも、カガクでもきっと証明できないような
なんだかとてもステキな話だったんだよね。
いつか、また理緒と律のつづきの物語に
出会えますように。
2020年12月30日
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ガラパゴス 下 (小学館文庫)
- 相場英雄
- 小学館 / 2018年7月11日発売
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面白かった。
上・下と、一気に読んだ。
2020年12月7日
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密室の鎮魂歌 (創元推理文庫)
- 岸田るり子
- 東京創元社 / 2008年5月16日発売
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割と面白かった。
そんなところで終わるのかぁって
終わり方だったからそれは微妙かなぁ。
2020年11月10日
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インディペンデンス・デイ
- 原田マハ
- PHP研究所 / 2010年2月20日発売
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重すぎず、軽すぎず
読みやすい短編集かな。
「バーバーみらい」が好きかな。
でも、何年か後に読んだら
また違う話を気に入るのかもしれない。
2020年11月9日
短編集というより、詩集のようで
軽やかだった。
挿絵がふわふわした雰囲気で。
2020年11月8日
淡々と、淡々と。
人は再生できる。
2020年11月8日