春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと

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著者 :
ゆきさん エッセイ   未設定

数万人が亡くなったという数字ではなく、一人ひとりの死を想像しなくちゃいけないってことを思い出させてもらった。
自分が経験した祖母や祖父の死が何万も…愚直に足し算で考え想像しなくてはいけない。
ここに掲載された写真をことあるごとに眺めながら思いを馳せたいと思う。

震災の復興にしても原発の問題にしても、池澤夏樹さんは希望を抱いておられる。
「陽光と風の恵みの範囲で暮らして、しかし何かを我慢しているわけではない。高層マンションではなく屋根にソーラー・パネルを載せた家。そんなに遠くない職場とすぐ近くの畑の野菜。背景に見えている風車。アレグロではなくモデラート・カンタービレの日々。
それはさほど遠いところにはないはずだと、ここ何十年か日本の社会の変化を見てきたぼくは思う(p.97)」
本当にそうかしらと思う一方で、そうか、絶望ばかりしていてはいけないな、とも思う。

レビュー投稿日
2011年11月27日
本棚登録日
2011年11月27日
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