もしかして父親として、主人公を実の娘のように読んでいたのかもしれない… 世の中への適応は簡単なことではないけれど、最後は温かい気持ちで一杯に。また素敵な本を入手してしまった。

生まれ育った町で暮らす40代のわたしの孤独…

2025年4月13日

読書状況 読み終わった [2025年4月13日]

この奇跡感、読書アカウントによく流れてくるだけあって心地良く感動。絵に閉じ込められた物語に加えて額装にも興味を持ってしまったし。
絵を見に出かけたくなった。ナラティブな青も見つけに。

2025年4月5日

読書状況 読み終わった [2025年4月5日]

孤独というのが自分で導いた結果なのか周囲の無関心に馴染んだのか、それともそれ以外かわからないけれど、ノーラへの共感は物語の読後感を素敵なものにしてくれた。良かった…

2025年3月20日

読書状況 読み終わった [2025年3月20日]

通勤時の本として入手したため地下鉄の中で読むことが多かったのだが、被害者や救護者の方々の声、当時のテロの卑劣さを一層生々しく感じたように思う。

悔やまれるのは警察組織とマスコミの対応。当時の教訓は今に生きているのだろうか。そう願いたい。

2025年3月15日

読書状況 読み終わった [2025年3月15日]

6人もの命が失われた乙霧村の惨劇を辿る大学生のサークルメンバー、逃げ場のない廃村で雨夜の暗闇の中、彼らは…

手に汗握る中盤、真相が明かされる終盤、う〜ん、週末の一気読みでした!

2025年3月10日

読書状況 読み終わった [2025年3月10日]

逃げることの出来ない孤独な仕組みの中に、全く想像の及ばない構造の中に、囚われてしまっていると気づいた時の怖さ…

4作品どれも少し気分が悪くなるような怖さに読むのを止められず。

2025年3月8日

読書状況 読み終わった [2025年3月8日]

日差しの暖かな週末の朝に一気読み。
行きつけ書店の平置きにて見つけた完全タイトル買い。いま交換日記ってと思いながらも文字に心の整理を縋ることの多い身としてはとても気になりそして結果一気読み。
なんて穏やかで素敵な連休中日の朝だろう、温かい…

2025年2月23日

読書状況 読み終わった [2025年2月23日]

ふーっ、ちょっと言葉にすることが出来ない…
深い暗闇の中ふわりと舞う雪片が脳裏から離れず、もしくは暗い無音の海に沈んでいく様子が思い浮かべられ、もう声をあげてしまいそうになる…

思わず掴まるところを探して椅子に座れていたことを思い出してる。

2025年2月16日

読書状況 読み終わった [2025年2月16日]

一気読み。私財を投げ打ってでも公に尽くす人もいれば嫉妬に狂う人もいれば。いつの時代にも同じかと… 熱くなってしまった。
頻発する天然痘の猛威に漢方で立ち向かうしかなかった鎖国江戸時代の福井にて立ち上がる町医の笠原良策…

2025年2月11日

読書状況 読み終わった [2025年2月11日]

あまり自己啓発関連の本の読了メモはあげないのですが、さっと読めて幾つもの気づきが得られたので!

2025年2月9日

読書状況 読み終わった [2025年2月9日]

共存の上で成り立つ日々の生活も、色々な形の孤独の組み合わせの上に、時にしっかりと、時に覚束なく、それは湿原のように浮いているものなのかも知れない。

釧路湿原で発見された他殺体。1945年の樺太、1992年の男児失踪…

2025年2月2日

読書状況 読み終わった [2025年2月2日]

町田そのこさんの解説、孤独だからこそ無数の縁を繋ぎ、その中で自分という人間を確立して生きねば、という言葉に深く頷く。

表題作中の完治の、「俺はとうに泳ぎ疲れてる、早く迎えにきてくれ」というつぶやきに涙したのだが…

北の大地に生きる人々の孤独。

2025年1月26日

読書状況 読み終わった [2025年1月26日]

「私は自分が世間のひとと同じだということ、絶対に世間の尋常なひとたちと同じだということを、彼に強調したいと願った。」 

ほぼ一気読みさせられたが何か気分が晴れるものではなく、ムルソーのこの思いに、やるせなさを感じてしまう…

2025年1月20日

読書状況 読み終わった [2025年1月20日]

ゴルゴタの丘の出来事、死刑に処される息子。ひとりの母として、マリアが静かに語る物語。
ふと自分の子供たちが膝に登ってきていた頃の彼らの温かみを思い出しながら読んでしまった…

2025年1月13日

読書状況 読み終わった [2025年1月13日]

流れゆく時間の痕跡を歴史的事実としてとらえ、そのまま古色の形を保存するのか、作品理解を損ねる酸化変色したニスを剝ぎ作品の美的側面を優先するのか…

スリリングな対比と、後書きを読んだあとで見る表紙の微笑みに鳥肌!素敵な年始1冊目。

2025年1月5日

読書状況 読み終わった [2025年1月5日]

本当に面白かった。
正直、日々目にする今のウクライナを想うと読みながら複雑な気持ちもあったが、巻末の言葉に全くもって共感。
「戦争と殺戮が世を覆うとき、文化がしてはならないことは〜描くことを拒絶すること」
終わりが、エピローグが心に残る。

2024年12月29日

読書状況 読み終わった [2024年12月29日]

描かれる人間と生に圧倒的に引き込まれた読書体験。強烈な読後感…
生きるということは不思議なことだと(P269)
ハン・ガンさんのとらえる世界観に縋るように次々作品を手にしてしまう。

最後、著者のあとがきで穏やかな現実を感じたものの、衝撃だった。

2024年12月22日

読書状況 読み終わった [2024年12月22日]

解説にもあった実際の詐欺事件に対する興味もあり手に。
犯罪者視点の小説は少し苦手かなと思いつつも、丁寧に積み上がる計画とスリルある展開に結局ほぼほぼ一気読み!

2024年12月14日

読書状況 読み終わった [2024年12月14日]

ついてくるもの、形のない異形のもの。
12年前に失踪した夫、近頃むっつりとすることの多くなった中学の娘。
いるのにいない、いないのにいるという曖昧な距離感、地に足のつかない不安、真鶴に何があるのか、もう圧倒的に川上弘美さん… 後半一気読みでした…

2024年12月7日

読書状況 読み終わった [2024年12月7日]

身の回りに広がる科学の世界と、そして綺麗なイラストが見開き1ページに綴じられたシリーズ。
古河郁さん、さわさんのイラストが特に好きですね…

癒しを得たのは、嘘や偽りのない美しい科学の世界と、アートに向き合う絵師さんたちの純真な印象から…

2024年11月24日

読書状況 読み終わった [2024年11月24日]

連行された警察に暴行され死亡した22歳アミニの容疑はヘジャブの不適切な着用。街頭での女性の髪露出は鞭打ち刑。女性 命 自由という反体制スローガンの悲痛な叫びが苦しい。

憧れのブーヴィエの旅行記を辿りフランス人作家はイランを縦断するのだが…

2024年11月19日

読書状況 読み終わった [2024年11月19日]

言語化できないけれど、自分の中に時々顔を出すまったりとした澱み。年月を重ね知らない小さな傷たちがきっかけなのか、瘡蓋を見つけて怪我していたことに気がついたような。痛くはない気がするけど重たい澱み。
回復について静かに考える…
ハン・ガンさん衝撃。

2024年11月16日

読書状況 読み終わった [2024年11月16日]

2章 "彼女" を見る世界、ほんの数行に綴じられたようなと言うべきか刹那な物語の切り抜きが心に残る。
白い石、白熱灯、静けさに、白い蝶。幾千もの銀色の点が。私に降りかかるみぞれが良い… 衝撃。

斎藤真理子さんの日本語が美しいのもあるのだろうか… ほかの作品も手にしたい感がおさまらない…

2024年11月6日

読書状況 読み終わった [2024年11月6日]

11月とは言ってもまだ東京は20℃前後あるはずなのに、何度もゾワゾワした寒気に襲われ… 本当に上手に上手に、日本的なホラーの冷んやりの真ん中で粟立たされた…

小池真理子さん最高。このノリで大好きな「異形のものたち」を再読しようか。

2024年11月5日

読書状況 読み終わった [2024年11月5日]
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