裁判員裁判の話かと思ったら、最終章はかなり哲学的なテーマに切り込んでいるのでよくみたらこの筆者は法律家ではないのでしたのね。パラドックスに満ち溢れた司法というものを垣間見た。いかに自白がつくられるかという部分は恐ろしくも感じた。犯罪はなくならない。犯罪のない社会はすっかり煮詰まって進歩もなく同じ考えで同じ価値観の同じ顔をした人間がうろつくだけの社会と同じ、というところにもなるほどなーと思うところがあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
お勉強本
- 感想投稿日 : 2012年3月23日
- 読了日 : 2012年3月23日
- 本棚登録日 : 2012年3月23日
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