The Carnivorous Carnival (A Series of Unfortunate Eventsm, No. 9)

  • HarperCollins (2002年10月29日発売)
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感想 : 8
4

A Series of Unfortunate Events、第九巻です。

※シリーズを読んでない方にはネタばれになるので、ご注意を!

今回は、今までとは全く違った展開です!
いつもは、三人が新しく預けられたguardianの元に、
変装をしたCount Olafが訪ねてきて、あの手この手を使って彼らを
自分のものにしようと頑張る(?)形ですが…
今回は、逆にBaudelaire姉弟妹がCount Olafの隠れ家に忍び込むという
なんともビックリな展開でした(爆

前回、火事のドタバタの中で、
Count Olafたちの車のトランクに乗り込んだBaudelaire姉弟妹。
彼らが辿りついたのは、周りに何もない辺境の地にある寂びれた遊園地…
その名も“Caligari Carnival”です。
そこで三人は、Count Olafの動向と、
何やらそこで彼らの手助けをしている占い師Madame Luluについて調べようと、
変装をしてカーニバルの一座に潜入することに決めます。

その潜入のために彼らが選んだのが、
カーニバル内で見世物にされている“奇人”の一人になることです(苦笑
VioletとKlausは、一つのシャツとズボンを共有して頭が二つある人になり、
Sunnyは、Count Olafの舞台用の長い髭を体に巻きつけて半狼人間の子供…。
なかなか惨めな格好ですが、よくバレなかったなぁっと;

Madame Luluの占いは本物なのか?
前回見つけた自分たちの記録に書かれていた通り、
彼らの片親は本当は火事に巻き込まれずに生きているのだろうか?

やっぱり、今回も謎に対する明確な答えは出ないんですけど、
それでも、良い線いってたんですよねぇ…。
途中までは、初めて上手くいくんじゃ?と思ったんですけど、
もちろん、そうは問屋が卸しません(爆)何て言ったって、“不幸本”ですから;

いつもと一味違って、面白い巻でした♪
これからまた三人がどうなってしまうのか気になります x(

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Unfortunate Events
感想投稿日 : 2012年4月9日
読了日 : 2012年3月11日
本棚登録日 : 2012年2月29日

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