The Curious Incident of the Dog in the Night-time
- Vintage (2004年4月1日発売)
○あらすじ
アスペルガー症候群のChristopherは、
数学は得意だけれど、他人と触れ合うことが苦手は15歳の少年。
母親は二年前に亡くなり、父親と二人で暮らしています。
ある晩、向かいの家のMrs. Shearsの家の庭で彼女の飼い犬、
Wellingtonがガーデンフォークで刺されて殺されている所を彼は、
その犯人探しを始めるのですが…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)
☆感想☆
ミステリーに始まり、親子愛に冒険もあり…
なかなか盛りだくさんの作品でした。
Christopherは、近所の犬の事件の調査と一緒に、
彼自身の内面も描いていくので、周りの人には理解しずらい彼の行動にも、
色々と理由があることが分かります。
息子のことを一生懸命思う父親と、
誰の気持ちも理解できないChristopherの関係が何とも切なかったです(涙;
Christopherが解説(?)してくれる数学や天体についての部分が、
少し難しい感じもしましたが、基本的には読みやすかったです。
周りの人が言うジョークなんかも分かりにくかったですが、
Christopher自身も分からないと言っていたので、
まぁ、分からなくてもよいことにしました(爆
この後、ネタバレします。
読みながら、どうもお母さんにイライラ。
気持ちは分からなくもないんですけど、
それにしても、理由も挨拶もせずに突然いなくなるなんて、
どうしても納得できないんですよね;;
それも、自分で勝手に出てって、帰って来たくせに
「ここは私の家でもあるのよ!」って(>_<)
- 感想投稿日 : 2011年3月15日
- 読了日 : 2011年3月5日
- 本棚登録日 : 2011年3月1日
みんなの感想をみる