Anastasia Krupnik

著者 :
  • Yearling (1984年12月1日発売)
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本棚登録 : 17
感想 : 6
4

○あらすじ
Anastasiaは、画家のお母さんと大学教授のお父さんとの三人暮らし。
彼女は、大事にしている緑のノートに、
十歳の彼女に起こった重要なことや好きなもの、嫌いなものなどを
リストアップしています。
でも、頑張って詩を書いたのに落第点をもらったり、
自分に何の相談もなくお母さんたちは弟ができると言い出したり、
嫌いなもののリストばっかり増えていって…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)

☆感想☆
Anastasiaシリーズ、第一巻です。
Lois Lowryの作品なので、
日常生活をテーマにした重い話を想像していたんですが、
そんなことは全然ありませんでしたw

どこかで見たことがあるようだけど、
RamonaやFudge、Abbyとも違う、賢くてちょっと生意気なAnastasia。
名前が変えられるという理由から、カトリック教徒になりたがったり、
面白い歩き方をする男の子を好きになったり、
コロコロ心変わりする彼女の姿が面白かったです♪
何事も一人で悩まず、ちゃんと両親に自分の気持ちを説明するし、
彼女の唐突で突飛な質問にも、お父さんとお母さんは、
しっかり、時には茶目っ気たっぷりに答えてくれます。
他の作品に出てくる親子の関係とは、また少し違った感じで、
読んでいて微笑ましかったです(^^)

何て言うか…
この本を読んでいて、子供の頃に感じた違和感…
というか、自分でも上手く説明できなかった気持ちの
理由が分かったような、そんな気分にさせられました。
子供の悩みや日常を扱った他の作品と比べると、
少し大人っぽい感じがする本だと思います。

お父さんが教授のせいか、
ちょっと会話が分かりにくかったり、難しい単語もいっぱい出てきました;
詩にも疎く、“Whom”もきちんと使いこなせない私は、
ため息をつくばかりでした(苦笑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Anastasia
感想投稿日 : 2011年5月24日
読了日 : 2011年5月13日
本棚登録日 : 2011年5月7日

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