The Perks of Being a Wallflower

著者 :
  • MTV Books (1999年2月1日発売)
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本棚登録 : 38
感想 : 9
4

15歳のCharlie。
内向的な彼は、高校生活を控えて
“ある友達”に手紙を書き始めます。
友達の自殺、家族、高校生活への不安、
そこで出会ったPatrickとSam、初めての恋…
日記のように自分の気持ちを綴っていく彼は、
PatrickとSamの二人によって、他人と関わること、
本当の自分を表現していくことを学んでいきます。

この本を買ったのは、確か10年ほど前…。
アメリカの高校生の必読書(?)みたいなリストを見つけて、
そこに載っていた本を何冊か買った中の一冊でした。
買ったはいいものの、ずっと積まれたままになっていたんですが、
映画化されると聞いて、興味が…(爆
我慢できずに、他の本を後回しにして読み始めてしまいました。

Charlieの手紙を読んでいて、
「The Curious Incident of the Dog in the Night-Time」の
Christopherを思い出しました
…っていうのはどうやら私だけじゃないようなんですけど(苦笑
自分の周りで他人が何をしていても、
ただそれを自分の中で分析するだけで、
怒りや悲しみなど、感情を一切を出すことのない彼の姿が、
時には物凄く痛々しくて、ちょっと読むのが辛くなってしまう部分もありました。
高校生の時…
私ってこんなに繊細だったかしら?なんて思ったり(苦笑

以前からbanned bookに選ばれることが多いこの本。
読んでみて、理由が分かりました;
性描写に喫煙、飲酒、ドラッグ…。
時々、Charlieが目にしてしまった性描写を彼がとにかく細かく語ってくれるので、
電車で読んでいる私は、なんかuncomfortableな気分になっちゃって(爆
んー、ちょっと私には刺激が強かったというか、too muchだったというか…。
それも、それについてCharlieは説明したり分析したりするだけで、
勧められればただ応じちゃうし、特にそれに対して何も思わない感じなんですよね;
まぁ、それがこの本の主題というか…
他人と関わるってことは、ただ受け止めるだけじゃなくて、
相手に自分の本当の気持ちを示していかなきゃいけないんだってことを表すための
極端な表現なのかもしれないけど…。

ただ、私が良かったと思ったのは、
Charlieが家族に対して強い愛情を持っていること。
家族のシーンは、色々大変なこともあるけど、
彼がどれだけ両親や兄姉のことを大事に思っているのかが
とても良く表現されていて、読んでいて涙ぐんじゃいました。
そういう面で、どうも嫌いになれない作品でした

また再読したら違った感想を持つかもしれないし、
映画を見たら、感じ方が違うかもしれないので、
私にとっては、どうも一度読んだだけでは評価のできない本でした。
映画版では、CharlieをLogan Lerman(パーシー・ジャクソンのパーシー)が
演じているので、彼が繊細なCharlieをどう表現してくれるのか楽しみです♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: YA
感想投稿日 : 2012年8月26日
読了日 : 2012年7月4日
本棚登録日 : 2012年6月27日

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