赤髪の白雪姫1 (花とゆめCOMICS)

4.10
  • (342)
  • (230)
  • (216)
  • (18)
  • (2)
本棚登録 : 2150
レビュー : 183
saltandyさん 少女受   読み終わった 

少女漫画-2。やおい
うーん、確かにこんな新人はいない。何だこの新人なのに枯れた感じは。地味という言葉でも言い表せようか。画面の書き込み具合といい絵の丁寧さといい、実直な漫画への姿勢に好感は持っているんだけど、何分見せ場に魅せられない。起・承・結!…え、転は? そんな一人芝居。
読ませる「間」と間抜けな「間」、余白には色々あるけれど、この作家のはどうも「間抜けな間」に思えてしまうのも敗因。全体が暈けていて、結局のところ読みたいという気持ちに繋がらない。もっと人物の特徴を際立たせる、言葉を鋭いものにする、表情感情の起伏をはっきり見せる、話の流れを劇的につくる―…そこまで派手さを求めてはいないし、地味な作品でも良作はあるけれど。何処かしら明確な輪郭を持たせて欲しい。「悪くはないけど…」で終わってしまう残念な作品。まぁ合わないって事か。


以下蛇足:しかし「こんな新人、いない!!」に始まる煽りは本当…。ちょっと書いておこう。メモメモ。
「デビュー以来、やさしく叙情的な作劇、あたたかく柔らかなタッチの画風、心の奥深くに飛び込んでくる台詞センスで巷間の話題に上ったあきづき空太がついにコミックスデビュー!今あなたは少女漫画の最先端を目撃する…!!」
…駄目だ笑う。ライターだか編集だか解らんが、これは流石に大仰に過ぎる。最先端というよりも、ある種懐古的だし。叙情って言葉を使うには空気が薄いし。雰囲気というより、空気が。過剰なくらいにコピーつけるのも考えものだ。

レビュー投稿日
2012年11月4日
読了日
-
本棚登録日
2012年11月4日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『赤髪の白雪姫1 (花とゆめCOMICS)』のレビューをもっとみる

いいね!してくれた人

ツイートする