火車 (新潮文庫)

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本棚登録 : 22984
レビュー : 2317
著者 :
Karinさん 小説   読み終わった 

朝日新聞の「平成の30冊」に「火車」がランクインしてたので読み返した。
小6のときに初めて読んで「おもしろいなー、大人の小説だなー」と感じ、ミステリにはまるきっかけになった作品。(当時は半分も意味がわかってなかったと思うけど)

平成2年を舞台とした本作品、単にミステリーとして完成度が高いだけでなく、確かに「平成」と冠するに相応しいのではないか。

平成をリアルタイムで生きていると気づけないけど、確かにこの30年で社会の価値観は変わっていることがまざまざと分かる。
バブルが弾け、昭和が終わった平成2年当時の空気を丁寧に丁寧に書き込んでいる宮部みゆきに脱帽。


生きている間にどんどん世相は変わっていく。意識的にキャッチアップしないと置いていかれる。
今、この一瞬の常識が未来永劫続いていくと無意識に感じてしまうが、刻一刻と時代は流れて行く。

著者自身が意識してたかは分からないけれど、謎解き以外にも得るものが多い作品。

レビュー投稿日
2019年3月23日
読了日
2013年3月4日
本棚登録日
2010年9月12日
4
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