レース中の事故が原因で頸髄を損傷してしまった多以良さん。その後遺症で体には麻痺が残り、そして脳機能障害も残った。
そんな多以良さんがリハビリの一環として始めたのがパン作りだった。お菓子作りが得意だった多以良さんは退院して五カ月後にはイベントに出店することができた。それがきっかけでパン屋さんを始める。
多以良さんが作るパンは食べた人、また食べることを待っている人に幸せや勇気をくれる。それは相手のことを想い、そして考えながら時間をかけて作ってくれているからではないでしょうか。もちろん奥さんの献身的な支えと理解があるからだと思います。そう、この天使のパンには物語がある。その物語も一緒に食べるから余計に美味しいのかもしれません。
今後も一人でも多くの人に天使のパンを届けてほしいです。
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- 感想投稿日 : 2014年6月1日
- 読了日 : 2014年5月29日
- 本棚登録日 : 2014年6月1日
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