人間失格

3.87
  • (131)
  • (158)
  • (127)
  • (24)
  • (5)
本棚登録 : 1889
レビュー : 176
著者 :
ゆう木さん  未設定  読み終わった 

 言わずと知れた著者の代表作。全体はほとんど陰鬱な雰囲気に包まれている。主人公は変わり者の自覚があり、世間からはぐれて不良な脱落者となるが、何人かの恋人や、悪友、親戚を通じて、かろうじて一縷の関係を世間と保つ。そんな、世のアウトサイドにいる主人公の物語が『人間失格』。
 この物語は雰囲気が陰鬱だと言ったが、明るいと思えるシーンが例外的にある。それは主人公が、タバコ屋の生娘に恋するシーンである。その娘、よしこは、奇跡的に純朴な女の子だった。
 よしこと出会った主人公は、その縁(えん)により自分が一廉の、人前に出ても恥ずかしくないものになれるかも、とほのかな自信を持つが・・・・・・。
 
 よしことの出会いから終わりまでの一連のシーン。幸不幸の対照が鮮烈です。わたしはそこがいちばん印象的だと思いました。

レビュー投稿日
2016年3月23日
読了日
2016年3月23日
本棚登録日
2016年3月23日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『人間失格』のレビューをもっとみる

『人間失格』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『人間失格』にゆう木さんがつけたタグ

ツイートする