【最終レビュー】
図書館貸出。1月末公開(2月鑑賞=前売券購入済)・映画化原作本。
*映画『俳優 亀岡拓次』公式サイト
http://kametaku.com/sp/index.html
今はデジタルフィルムでの手法。
ただ、著書から醸し出されていた『空気』は
一昔前まで主流だった
[8ミリフィルム(クルクルとフィルムが回る『独特の音』)]の[静寂な空間]で佇む中での
〈淡さが絡みつつ漂うかのような『ノスタルジック的要素』〉
著書の全体像からジンワリと流れてくるみたいな『感覚』を、自分の中で、感じ取りながら読み進めてました。
『耳にしたことのある、実在の映画俳優・映画監督等』
『映画の世界にしかない現場の「姿」』から伝わってくるもの
『演技を通しての「内側から滲み出る」その人にしかない「人間像」』
『映画鑑賞ノートが物語る「ふとしたことでの役割」』
『自分は果たしてどんな人間なのかを「映画の現場の空気」の中で「模索」すること』
『「現場の姿」がそのまま、映画館のスクリーンのみで生える「味わいのある空気」にも十分通じうるもの」
拓次の姿を通して、自分はこのように捉えていました。
〈映画の根本から見える様々な部分の「ひとつひとつ」〉を通して
―映画館鑑賞という趣味が持てたことの『ささやかかつ実直な喜び』―
自分で再認識し直せたといった感じでした。
これ以上はネタバレになるので、この辺りで終わることにします…
後は、映画館の空気が漂う空間で、本編を鑑賞することにします。
- 感想投稿日 : 2016年1月19日
- 読了日 : 2016年1月19日
- 本棚登録日 : 2016年1月13日
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