残される者たちへ

著者 :
  • 小学館 (2008年12月18日発売)
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本棚登録 : 397
感想 : 103
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荒廃した団地に潜む秘密を描いたSFミステリー。

マンモス団地として賑わっていた方野葉団地。

その団地にある小学校の同窓会に参加した川方準一。

そこで出会った幼馴染みの同窓生。押田明人について、川方は一切の記憶をなくしていた。

また団地に住む少女・芳野みつきは交通事故で母親を亡くしてから、自分の中に母親の記憶が宿っていることに気付く。

団地で起こる不可解な事件と現象。

団地に関わる者に現れる奇怪なアザ。

奇怪な現象に潜む団地の秘密とは!?


東京バンドワゴンシリーズ作者によるミステリー。

ややSFのようで、そうでもないような曖昧な感じで何とも言えない。

生き継がれる者たちが大切にしなければならない「心」を啓発しているのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小路幸也
感想投稿日 : 2018年11月15日
読了日 : 2011年10月28日
本棚登録日 : 2018年11月15日

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