「裏窓」殺人事件 (中公文庫 い 74-11 警視庁捜査一課・貴島柊志)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年2月1日発売)
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感想 : 55
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刑事・貴島柊志シリーズ 第2弾。

ヒッチコックの「裏窓」をモチーフにした怪奇と本格推理の融合作品。

ドアチェーンのかかったマンションの部屋から、化粧品会社のデザイナー・北川翠が転落死した事故は、向かいのマンションから北川の部屋を覗いていた足の不自由な少女・坪田純子の「男の影を見た」との証言により、密室殺人へと変貌する。

また北川の部屋に掛けられた窓の絵画の持ち主は非業の死を遂げていた。

同時刻に女子大生の殺人事件が起き、同一犯の可能性が浮上する。

純子にせまる犯人の影。

一見、無関係と思われた2つの殺人事件がかみ合うとき密室の謎が解けていく。

犯人の驚くべき動機と真相は!?


最初は2時間ドラマチックだなぁと侮っていましたが、見事に伏線が繋がり、最後に小サプライズあり、オカルトチックありで、まさにエンターテイメントなミステリーでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 今邑彩
感想投稿日 : 2018年11月15日
読了日 : 2012年2月7日
本棚登録日 : 2018年11月15日

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