ポール・ド・マン――言語の不可能性、倫理の可能性

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  • 岩波書店 (2012年12月22日発売)
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感想 : 8
5

ポール・ド・マンの各著作から見受けられる思想を幾つかのキーワードに絞ってアプローチしていく内容。

平易な言葉で、各キーワードが関連しており『統一』がとれている。
ただ、この優れた統一というのがド・マンの思想には厄介なものなのかもしれません。

分かり易いので、この本の内容を受け入れてしまいそうですが、読み終えたらド・マンの著作に入っていくと良いと思います。

いずれにしろド・マンの著作に入る際の格好の副読本となることは間違いないと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年1月3日
読了日 : 2013年1月3日
本棚登録日 : 2013年1月3日

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