嫌われる勇気 特装版 自己啓発の源流「アドラー」の教え

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レビュー : 4
さとさん  未設定  読み終わった 

数年前にドラマ「嫌われる勇気」が放映されたときにも一度読んだが、そのとき印象に残った内容は、「自分と他者の課題の分離」くらいだった。当時の私にアドラー心理学は難解で、理解や共感に及ばない部分が多かったが、それでも本書を読んだことは「考えても仕方ないことを考えるのをやめよう」、と思うきっかけになっていた。

3年以上を経て再度読んでみたら、共感、納得できることがすごく増えていた。
アドラー心理学を本当に理解して生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要、と本書でも述べられていたが、もしかすると、一歩アドラー心理学に近付くことができたのかも知れない。

しかし、共感できない点もまだ多い。
その一つ、トラウマを原因論として棄却する考え方は、青年がいうように感情を置き去りにしているように感じる。この青年の主張に対して哲人は「痛みや悲しみを避けようとする」ことを否定している。
きっと共感できない理由は、痛みや悲しみを避けたい、という従来有する感覚が邪魔してるのだろう。

これに関してはもう、自分の考え方の問題であるから、私がアドラー心理学を理解し受容したいのなら、この考えと向き合うことが次の課題かもしれない。

ありのままの自己を受容する
→裏切りは他者の課題だと認識する
痛みや悲しみを避けようとしない
→他者信頼
→他者を仲間とみなし、横の関係を築く

この意識を持って数年後にまた本書を読めば、そのときはまた自分がアドラー心理学に近付いたと実感できるだろうか。

アドラー心理学にもっと近付いて、「いま、ここ」を真剣に、自分のために自分の人生を生きたい、と思った。

レビュー投稿日
2020年5月10日
読了日
2020年5月10日
本棚登録日
2020年5月10日
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