日出処の天子 第6巻 (白泉社文庫)

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  • 白泉社 (1994年3月1日発売)
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感想 : 16
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大王よりも徳がある、とまで言われる天才・厩戸王子。蘇我馬子は権力基盤の強化を狙い、刀自古を厩戸王子に嫁がせた。
すぐに山背王子が生まれ表面的には仲睦まじく見えた。しかし、山背は厩戸の実子ではない。毛人の子なのだ。
悶々と日々を送る毛人だが、大陸への出兵問題、布都姫毒殺未遂事件など個人の苦悩とは無関係に政局は激動する。

この巻では泊瀬部大王(はつせべのおおきみ)が蘇我馬子(そがのうまこ)
によって暗殺されます。愚昧この上ない大王なのでいかし方無いという感じなんですが、
泊瀬部大王とは歴代天皇の中では唯一臣下により殺害されたとされる崇峻天皇のことです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史_05飛鳥時代
感想投稿日 : 2016年1月14日
読了日 : 2015年1月2日
本棚登録日 : 2015年1月2日

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