黒い手帖 (中公文庫)

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本棚登録 : 61
レビュー : 5
著者 :
H.Satoさん エッセイ   読み終わった 

純文学の神殿から逃亡した読者は、それでただちにいわゆる大衆文学の面白さにつくか。大衆文学は面白さに奉仕している文学である。しかし、これはあまりに奉仕が露骨すぎて、かえって面白くないのである。
サマセットモームは作家は必ず旅行をしなければならないとしきるに説いている。人間を観察する上に旅行ほどいい方法はない。
いろいろな事情で旅が不可能な場合、どうしてその要求をみたすべきか。地図を広げてそのうえをたどりながら、自分が実際にその時に旅行したような空想にふける。

レビュー投稿日
2010年2月11日
読了日
2010年2月11日
本棚登録日
2010年2月11日
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