高校生のための東大授業ライブ 純情編

制作 : 東京大学教養学部 
  • 東京大学出版会 (2010年4月7日発売)
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感想 : 7

英語なんて誰でも本気になって勉強すれば身に付くことができる。必ず高度な英語力が身に付くことができる。
外国語を学ぶということは単にコミュニケーションの道具を増やすということだけでなく、自分とは異なる世界館を学ぶことであり、そうした世界館に触れることによって、今ある自分の世界観を相対化することに他ならない。ひとつの外国語を勉強すると一気に3本になる。たとえば日本語とフランスとを知っていれば、英語、フランス語、日本語と。
世界には少なくとも言語の数と同じだけの世界の見方のパターンがある。つまる集合的な世界観がある。
自分の知らない言語を学べるということは、私たちに与えられた貴重な恩恵であり特権なのだ。大学で是非新しい外国語に挑戦してみてくれ。他者への想像力を養い、自分の世界観に立体的なふくらみをもらせる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養・学問・知
感想投稿日 : 2010年11月21日
読了日 : 2010年11月21日
本棚登録日 : 2010年11月21日

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