夜と霧をこえて: ポーランド・強制収容所の生還者たち

著者 :
  • NHK出版 (1988年9月1日発売)
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感想 : 4

5歳で収容所に入れられたボジェナ・ガドムスカは言った。私は強制収容所症候群に苦しめられ、今でも収容所時代に受けた影響が心身両面に色濃く残っています。ちょっとぶつかっただけでも、骨を折ってしまうし内臓も弱く病気ばかりです。神経質で精神的にも当時の苦しさの記憶から一日も抜けられないのです。母は自分のパンを細かくちぎって私のスープの中に入れてくれま敷いた。でも、それがいまだに記憶に強く残っていて、パンの入ったスープを見ただけで当時の全てを思い出し、恐怖感に襲われてしまうのです。レストランで叫び声をあげてしまったこともありました。収容所には草が一本もなかった。囚人が食べてしまったからだ。誰もがそうだったが、子供たちのビタミン不足は見る見るうちに健康を冒していった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ユダヤ
感想投稿日 : 2021年12月11日
読了日 : 2021年12月11日
本棚登録日 : 2021年12月11日

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