快楽の哲学―より豊かに生きるために (NHKブックス No.1166)

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本棚登録 : 47
レビュー : 4
著者 :
H.Satoさん 哲学・倫理・宗教学   読み終わった 

人間に恐怖を抱かせる自然現象はいくつもある。多くの人は不可解な現象に出会うとそれを不可解なことと結びつけて考えようとする。
人間の生活にとって最も大切なのは、安信、安全である。
エピクロスは欲望を自然的なものと必要なものという視点から考える。
人間にとってもっとも価値あるものは快楽であり、それは身体の健康と心の平静として体験される。その際、より重要なものはなにものにも見出されない心の平静であり、これを紀郡にしてもろもろの欲望を判断し、行動しなければならない、と。
理性とは何かについて、様々哲学者が様々な定義を下しているが、それらに共通しているのは、人間の思考能力ないし認識能力を含み、感情や感覚とは区別されていることである。
理性的に行動するとは、理屈に合った行動をすること、大半の人がそれが当然と思うような行動をすることである。
幸福とは我々のすべての傾向性を満足さえることである(純粋理性批判)
人間は悩むようにできている。久能が人生の本質をなすとは、そういう意味である。幸福は消極的なものであり、苦悩こそが積極的なものであって、苦悩をなくそうとする人間の努力がいかにむなしいかをショーペンハウワーは強調する。幸福な人は笑みの耐えない人である。
朗らかさがやってきたときには、どんな場合でも門を開くがよい。

レビュー投稿日
2010年12月12日
読了日
2010年12月12日
本棚登録日
2010年12月12日
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