ドイツの長い一九世紀―ドイツ人・ポーランド人・ユダヤ人 (シリーズ民族を問う)

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  • 青木書店 (2002年9月1日発売)
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感想 : 1

解放勅令がユダヤ人社会に与えた影響は大きい。勅令はユダヤ人に帰化を約束した。つまりプロイセン市民権の授与である。
ドイツの小ブルジョアは自分たちが落ち込んだ苦境からの脱出口を反ユダヤ主義に見出した。ユダヤ人のぼろい商い、高利貸しがドイツ人の真面目な労働を圧迫しているということ。こうした表現の中には社会の現状に対する不満が示されている。
東方ユダヤ人は厄介者、浮浪人とみなされていた。東方ユダヤ人とポーランド人は互いに重なり合い、しばし交換可能な存在だった。

ユダヤ人の店では買うな!とボイコットが始まった。
ドイツにとってフランスなどの西欧は東方と同様に敵であり、脅威の対象ではあるが、とても優越感に浸れる相手ではなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドイツ
感想投稿日 : 2013年6月16日
読了日 : 2013年6月16日
本棚登録日 : 2013年6月16日

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