「正しい戦争」という思想

制作 : 山内進 
  • 勁草書房 (2006年4月8日発売)
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感想 : 5

聖戦とは何か、正義とは何かを様々な歴史的、宗教的な観点から捉えている。
国際関係思想の正義論に繋がる問題。
ブッシュの信奉する新保守主義ドクトリンは20世紀の軍事的な成功体験を世界新秩序のモデルとして受け取っており、規範的目的の議論なしでも軍事力さえ使えば勝利者は最初から決まっている以上、世界を改善する戦争は崩壊するフセイン像だけで正当化できると考えている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際関係
感想投稿日 : 2011年11月17日
読了日 : 2011年11月17日
本棚登録日 : 2011年11月17日

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