アラブ諸国の情報統制―インターネット・コントロールの政治学

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  • 慶應義塾大学出版会 (2008年4月29日発売)
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アラブ諸国はICT産業によって失業率を回復した。
ヨルダンにとっては新たな産業基盤になる売るのではないかという期待もあった。
2000年の九州サミット以降にアラブ諸国ではUNDPなどがドナーとなってICT支援政策を打ち出している。
サウジアラビアの場合、ロンドンなど国外に拠点を置く反体制派によるインターネット上での活動とそれをブロックしようとする政府の攻防が活発手な点も特徴になっている。政府の規制をかいくぐり、サウジアラビア国内から、こうしたサイトにアクセスしようとするユーザは常に摘発のリスクを伴っている。
サウジアラビアにはISU(Internet Service Unit)が検閲システムに対して責任を負っている。

イスラエルドメインのサイトも規制の対象とされることが多い。国際NGOなども。
国際NGOであるHRW、アムネスティも活動している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ITと国際関係・国際政治
感想投稿日 : 2011年10月1日
読了日 : 2011年10月1日
本棚登録日 : 2011年10月1日

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