1941年。パリの尋ね人

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レビュー : 14
制作 : Patrick Modiano  白井 成雄 
H.Satoさん ユダヤ   読み終わった 

1941年12月は占領開始後、パリの経験した最も陰鬱で息苦しい時期だった。2度にわたるテロへの報復として、ドイツ軍は12月8日から14日まで夕方6時以降の「夜間外出禁止令」を布告した。そして12月12にはフランス国籍ユダヤ人700人が一斉検挙された。12月15日には、ユダヤ人に10億フランが罰金として科せられた。同日朝、人質70人がモン・ヴァレルアンで銃殺された。

12月10日、「警視総監令」が発布され、セーヌ県在住のユダヤ人はフランス国籍、外国籍を問わず、「ユダヤ人男性」「ユダヤ人女性」の検印のある身分証明書を提示し、「定期的な監視」を受けるよう勧告を受けた。住所変更に当たっては24時間以内に警察に届けねばならなかった。そしてこれ以降セーヌ県を離れることは禁止された。12月1日から、ドイツ軍はパリ18区に立ち入ることはできなかった。18区の夜間外出禁止令は3日間続いた。これが解除されるとまもなく、ドイツ軍は10区全体にまた禁止令を出した。マジャンタ大通りで占領軍当局の一将校がピストルで何者かに狙撃されたからだ。そして12月8日から14日まで「全面的夜間外出禁止令」が敷かれた。

レビュー投稿日
2017年10月11日
読了日
2017年10月10日
本棚登録日
2017年10月10日
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