グルジア現代史 (ユーラシア・ブックレット No. 131)

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  • 東洋書店 (2009年2月1日発売)
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グルジアは1991年にソ連から独立。独立以降は新石油パイプラインの稼働などユーラシアの交通とエネルギー輸送で生き残ってきた。だから貿易相手国もトルコの比重が大きくなった。
シュワルナゼはゴルバチョフの時代に外務大臣として活躍していた。1992年に国家代表に就任した。彼はロシアとの協調に舵を切り、1993年にCIS入りを表明し反対派をつぶした。
地方の寒村出身で学歴も家柄もないシュワルナゼは共産主義者として腕一本でのし上がってきた。バランス感覚を持った現実主義者だった。エリツィンとも太いパイプがあった。
新政権のサアカシュヴィリでは、アメリカへの傾斜を明確にし、イラクへも大量に派兵した。
2008年には南オセチア紛争でロシアが北京オリンピック開催時に侵攻してきた。フランスのサルコジの仲介でとりあえず解決はした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロシア
感想投稿日 : 2010年11月6日
読了日 : 2010年11月6日
本棚登録日 : 2010年11月6日

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