ストーリーとして話が組み立てられているので、臨場感を持って読むことができた。本書を通して癌治療を廻るトライアルアンドエラーの歴史、癌をとりまく政治の歴史、その時々の患者の視点を追体験できた。
また、物語の伏線が回収されるように、いろいろな分野の個々人の努力が、時代を超えて結びつく事で治療技術や制度が向上していく姿は非常に読み応えがあった。
専門的な説明が平易に丁寧に書かれており、内容に比して非常に読みやすいのも良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月20日
- 読了日 : 2020年11月9日
- 本棚登録日 : 2020年11月9日
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