光圀伝

4.29
  • (572)
  • (473)
  • (152)
  • (22)
  • (6)
本棚登録 : 3000
レビュー : 535
著者 :
さつきさん 歴史小説   読み終わった 

事情から一気読みしたけれど、ちょっとしんどかった。
『天地明察』程の引き込まれ感はなかったということかな。

とても似通っている。
同じ世界、重なる時代を描いているのだから、悪くはない。
しかし、話の構造や展開までそっくりな気がした。
『天地明察』スピンオフ小説といった趣か。
これは作者が意図したものなのか、それともこれでしか書けないのか。
今後の作品によるな。

光圀という人物像を想像するには、良かった。
ご老公にだって、幼少時代があり、青春があり、野望があった。
多くの生と死を送るのは、長く生きるものの宿命だ。
紋太夫の抱いた義は、衝撃的だった。
水戸藩が後の世に果たした役割を思い、
光圀が産み落とした大きな歴史の種を思わずにはいられない。

先達がいて、自分が成長し、そして後身が生きていく。
歴史とはそうしたものの重なりで、人の生は連綿と続いていくということか。

レビュー投稿日
2013年3月22日
読了日
2013年3月21日
本棚登録日
2013年3月22日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『光圀伝』のレビューをもっとみる

『光圀伝』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする