安倍政権を扱う新聞連載の書籍化。書名は元々「首相官邸vs.霞が関」のようだったが、最終的にこうなった。官僚との関係だけでなく党、党内では石破、また支持者との関係も扱っており、また18年総裁選とコロナ禍を「安倍1強の揺らぎ」と評しているので、現在の書名となったのだろうか。
政と官、友と敵、(外交における)功と罪、変容した自民党、と各章のタイトルからほぼ想像されるとおりの内容だ。安倍総理自身に加え官邸官僚、また菅長官の人事権行使も記述。和泉補佐官や杉田副長官など菅政権にも残った人々も登場。後書きでは「問題点の多くは菅政権と地続き」とあるが、両政権を比較する本が将来出たら読んでみたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本
- 感想投稿日 : 2021年8月23日
- 読了日 : 2021年8月23日
- 本棚登録日 : 2021年8月23日
みんなの感想をみる