現代中国の歴史 第2版: 両岸三地100年の歩み

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レビュー : 2
satsukiさん 中国   読み終わった 

 いかにも教科書らしい本。「近代国民国家を目指す動きが明確に」なった19世紀末から20世紀初頭が対象。毛沢東時代というように人物の個性に着目するよりは、国としての大きな動きを中心とした記述だ。他方、西安事件の評価として、蒋介石に対するクーデタとしては失敗だったが、蒋介石と南京国民政府の持つ役割の大きさを改めて鮮明にした、とある点など自分にとって気づきがあった。
 また、政治面のみならず経済・社会面の記述も多い。戦後国民政府の経済・財政政策の失敗が共産党への敗北の一因だったことや、19世紀末以降の都市大衆文化の活況、教育普及の努力など。朝鮮戦争後は学生・知識人や宗教共同体が弾圧され、「画一化された社会」となったが、一皮剥けば複雑多様な状況があり、それが改革開放後に一挙に表面化した、とある。現在の中国についても、物質的変化や情報の流入により価値観が多様化した、としている。

レビュー投稿日
2019年11月2日
読了日
2019年11月2日
本棚登録日
2019年11月2日
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