本書では、華厳宗の中心的概念として一即多を挙げている。客観だけが存在する世界(1)と、客観と主観の両方が存在する世界(4)は、一見変わらない。しかし、主観のみが存在する世界(2)、それから客観も主観も存在しない世界(3)を経た後の(4)こそ、一つのものにあらゆるものを見いだし、あらゆるものに一つを見いだす一即多の状態なのだと思う。
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- 感想投稿日 : 2022年9月6日
- 読了日 : 2022年9月6日
- 本棚登録日 : 2022年9月6日
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