華厳の思想 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (1988年5月2日発売)
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感想 : 10

本書では、華厳宗の中心的概念として一即多を挙げている。客観だけが存在する世界(1)と、客観と主観の両方が存在する世界(4)は、一見変わらない。しかし、主観のみが存在する世界(2)、それから客観も主観も存在しない世界(3)を経た後の(4)こそ、一つのものにあらゆるものを見いだし、あらゆるものに一つを見いだす一即多の状態なのだと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年9月6日
読了日 : 2022年9月6日
本棚登録日 : 2022年9月6日

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