日本の昔の説話を再話した物語が収録されており、
さらにこの本では、原拠となった話との相違の解説、
三十篇の原拠と推定される原話本文が掲載されている。

小林正樹監督の映画『怪談』は、
この原作にぴったり沿っているのがわかった。

どれも物語として大変面白かった。
「策略」という話は機転が利いていて心に残った。

具体的な歴史上の人物が登場する話もある。
「青柳の話」では、細川政元が、「菊花の約」では尼子経久が、
「果心居士の話」では織田信長や明智光秀が登場する。
「伊藤則資の話」では、過去の人物としてであるが、平重衡に言及がある。

「菊花の約」はなんとなく衆道を感じさせる。

「薄明の認識」では、怪異と思えた床のきしみを、
気温の変化によるものだと考えた小泉八雲さんに共感する。

2013年6月24日

読書状況 読み終わった [2013年6月24日]
カテゴリ 日本と文化
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