日本の昔の説話を再話した物語が収録されており、
さらにこの本では、原拠となった話との相違の解説、
三十篇の原拠と推定される原話本文が掲載されている。

小林正樹監督の映画『怪談』は、
この原作にぴったり沿っているのがわかった。

どれも物語として大変面白かった。
「策略」という話は機転が利いていて心に残った。

具体的な歴史上の人物が登場する話もある。
「青柳の話」では、細川政元が、「菊花の約」では尼子経久が、
「果心居士の話」では織田信長や明智光秀が登場する。
「伊藤則資の話」では、過去の人物としてであるが、平重衡に言及がある。

「菊花の約」はなんとなく衆道を感じさせる。

「薄明の認識」では、怪異と思えた床のきしみを、
気温の変化によるものだと考えた小泉八雲さんに共感する。

2013年6月24日

読書状況 読み終わった [2013年6月24日]
カテゴリ 日本と文化

宣教師に同行した船員の手記の形で描かれるのが新鮮です。
まさに見てきたかのような描写で、臨場感溢れます。

克己的な信長の人物像がくっきりと立体的に浮かんできます。
とても読み応えがありました。

2012年3月11日

読書状況 読み終わった [2012年3月11日]

12編収録

『桶狭間』…織田信長
『平蜘蛛の釜』…松永久秀
『信康自刃』…松平信康
『天正十年元旦』…信長、光秀、秀吉、勝頼
『天目山の雲』…武田勝頼
『利休の死』…千利休
『佐治与九郎覚書』…佐治一成
『漂流』…遭難した一行とロシア船の話
『塔二と弥三』…蒙古に連れ去られた対馬の二人
『明妃曲』…匈奴に思いを馳せる主人公と友人と「王昭君」の話
『異域の人』…班超
『永泰公主の頸飾り』…墓泥棒の話

『信康自刃』『天正十年元旦』『天目山の雲』『利休の死』『明妃曲』が
好きでした。

ピリッとした文章で読み応えがあります。
死にゆく人の秘めた心の内が面白いです。

2012年2月29日

読書状況 読み終わった [2009年12月10日]

読書状況 読み終わった [2009年12月10日]

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読書状況 読み終わった [2009年12月11日]
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