シャープ「液晶敗戦」の教訓

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  • 実務教育出版 (2015年1月28日発売)
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結局のところ日本は今後グローバルな人材を育てる、ということが世界の中で日本のモノづくりが生き残る秘訣となるとのことだ。

またさらに「暗黙知」と「形式知」という無形の価値観についても言及されている。
そもそも日本人は暗黙知優先の思考回路だが、将来的には西洋型である形式知のウエイトを高める必要があるとも。

そのために文部科学省がすすめる「スーパークローバル大学」などでの人材育成が急務となる。

このスーパークローバル大学などのお話は、以前高校PTAの全国大会の折に現文科大臣である下村博文氏から直に聴き、日本の教育が今後大きく変わることが予想できた記憶がある。

いま、日本のモノづくりは岐路に立ち斜陽の様相を呈しているが、将来の若者たちが必ず切り拓いてくれるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済【商売・販売ノウハウ】
感想投稿日 : 2015年4月12日
読了日 : 2015年4月12日
本棚登録日 : 2015年4月12日

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