なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)

著者 :
  • 祥伝社 (2010年12月1日発売)
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感想 : 168
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この筆者はまったくロジカルではなく感情をぶつけながら様々な話にぶれるのでまず読みにくい。

筆者の言い分を要約すると以下
パチンコは多くの自殺者や不幸な人間を生んでいる。
だからパチンコは廃止するべき。
お隣の韓国では廃止できた。
なぜ日本では廃止できないかは二点。
一点目は政治家との癒着。
二点目はマスコミとの癒着だ。
日本も韓国を見習ってパチンコを全廃すべきだ。

簡単に訳すとこのような内容になる。

これだけのことなのに韓国がいかに素晴らしいかや、横綱の品格などにどんどん話がブレる。
韓国のパチンコ全廃についても、6年間しかパチンコは韓国で根づいていなかったのに対し、日本では戦前からの歴史があるもので廃止するにはハードルがまず高い。
また、韓国は世論のおかげでマスコミが動き、法改正されたことが素晴らしいとあるが
慰安婦合意のように前政権では約束されていたことが世論やマスコミが動いて次の政権では約束を反故にされるのと同じ民族性だからそれが実施されただけだ。

私もパチンコは廃止した方がいいと思う。
ただ、その思いを本として出版するのであればこの筆者の思想はかなり偏っているように感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年1月15日
読了日 : 2018年1月15日
本棚登録日 : 2018年1月15日

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