ブロードバンド市場の経済分析

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レビュー : 2
澤田拓也さん 通信   読み終わった 

ブロードバンドサービスに関する計量的な分析を主に行なっている本です。この主の本では、依田高典さんの『ブロードバンド・エコノミクス』がありますが、合わせて読むとより理解が進むか、より混迷するかのどちらかでしょう。数式もそれなりに出てきて、きちんと理解しようとするとやはり難しいです。

その中で、あまり計算式の出てこない、2章のアンバンドルに関する議論は、興味深いです。今後の重要な論点ですね。

ブロードバンドサービスのモード間の競争(FTTH、ADSL、CATV)についてはかなり紙幅を割いて、スイッチングコストやロックイン効果などを分析していますが、統計分析がうまくできていない感があります。
またVOIPに関する議論については、状況認識について疑問が付く点もあったりするのですが、ADSL普及期の解説は思い出すところもあり、面白いです。

完全な理解は難しいながらも、この業界に関わっているなら読んでおいてもよいかなと思われます。2007年末くらいまでの状況で書かれていますが、FTTH回りはここからまだ変化があるでしょうね。

レビュー投稿日
2009年12月26日
読了日
2008年7月26日
本棚登録日
2008年7月26日
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