黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

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本棚登録 : 3045
レビュー : 395
著者 :
sayashimaさん 小説   読み終わった 

「はじめに金塊ありき」から始まる北川の真面目くさった宣誓が妙に好きです。
彼らが銀行を襲うのは、金が欲しいからではないのです。(一人例外はいますが)
「福沢諭吉だったら、やるきはない。金塊だから、やるのさ」ということです。
でも、計画実行までの準備段階で、次々と色々なことが起こって、計画はがたがたのぼろぼろになっていきます。最終的に、6人だったチームも減ってしまったり…。そんなぼろぼろの状態で、それでもやるというところが、切ないような哀しいような。
そんな中で、主人公の幸田は精神的にかなり成長したなあと思います。
「人間のいない土地」へ行きたかったのが、「人間のいる土地」もいいと思えたということで。一番最後のページではうるっときてしまいました。
あと、北川ってすごいと思う。あんなに他人の心を敏感に察知できる人ってなかなかいない。暴力的な面とのギャップも相まってかなり好きなキャラクターです。

レビュー投稿日
2012年9月15日
読了日
2012年9月9日
本棚登録日
2012年9月9日
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