明治・大正・昭和華族事件録 (新潮文庫 せ 11-1)

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  • 新潮社 (2005年10月1日発売)
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感想 : 12
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華族ファミリーのさまざまなスキャンダルについての本。

明治の元勲、大名家、公家、軍功労者などで構成された名家の一門につらなる人々の、相続、姻戚、その他事件醜聞の数々。

ワイドショー的に面白い!
女中や運転手と身分違いの恋とか、家督のプレッシャーとか、共産主義に染まって反逆罪とか、成金との政略結婚、などなど、社会的身分やタブーの存在でドラマがさらに面白くなっている気がする。

特権階級でありながら金策に苦労したり、一族に問題を起こす者がいると爵位取り消しとか、苦労の絶えない皆様である。

松方家、岩倉家、滋野家、相馬家、土方家などは小説かドラマにすぐにでもできそうである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月15日
読了日 : 2019年12月15日
本棚登録日 : 2019年12月15日

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