夢から、さめない (角川スニーカー文庫)

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感想 : 4
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「大きくなりません」の方が好きなのだが、選んでしまったのは「夢から、さめない」だった。白倉由美は世界を何人かの視点で共有するためにこの小説作法をとったらしいのだが、反対に私は登場人物が語ることでしか奥へと進めない箱庭のような自己完結した世界に感じた。今作の登場人物達は動物園襲撃計画をきっかけに、自分たちがいた世界から新たな世界への一歩を踏み出した。だがそこも、箱庭の世界のような――そんな、抜け出せない閉じた世界をこの話から感じる。勿論、良い意味でだが。

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感想投稿日 : 2005年6月6日
本棚登録日 : 2005年6月6日

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