梅棹忠夫の「人類の未来」 暗黒のかなたの光明

著者 :
制作 : 小長谷有紀 
  • 勉誠出版 (2011年12月16日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 13
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もう何十年も前の対談が多く含まれていますが、本当に過去の対談かと思えるほどに現代の問題が語られています。やはり未来は来ていないのか、それともそのころから未来だったのか。二十世紀は封建時代の遺産を食いつぶしてなんとかやってきた時代だいう記述に、では二十一世紀はと悩む。答えはわからない。
ヒントかどうかわかりませんが、壊すことを考えなければいけないという話があります。もちろん単にリサイクル・リユースを言っているのではありません。
人類の未来は真っ暗だと梅棹は言うけれど、刊行されなかった「人類の未来」の副題候補の「プレイボーイのすすめ」に、人類が破滅をさけるヒントもある、のかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2 歴史
感想投稿日 : 2012年3月13日
読了日 : 2012年3月13日
本棚登録日 : 2012年2月27日

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