ヤママユの一生と、ヤママユの繭から絹糸(天蚕糸)を取る営みを描く写真絵本。
ヤママユの終齢幼虫は、何度見ても目を惹きつけられる。顔はグロテスクとも言えるはずなのだが、脚はまるで赤子のよう。
成虫は、雄の触覚がやはり格好良い。
そして束ねられた絹糸の緑が美しかった。
繭から絹糸を取ることで、ひとがヤママユを殺しているということを、柔らかい言葉でとはいえ、子どもの読者に伝えているところも、真摯で良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2017年4月22日
- 読了日 : 2017年4月22日
- 本棚登録日 : 2017年4月22日
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